〜波佐見でクリエイティブに働き暮らす人たち〜
この度、波佐見焼で有名な長崎県波佐見町への旅が
「波佐見空き工房バンク」さんとのコラボで実現しました。
約400年の伝統をもつ、全国屈指のやきものの町・波佐見。
なんと一般家庭で使われている日用食器の約13%が、波佐見町で生産されているのだとか。
手頃な価格とデザイン性の高さから、波佐見焼の人気は年々高まっています。
しかし、後継者不足などで廃業となった工房も増えているそうで、
その空いた工房に新たな命を吹き込み、ギャラリーを併設したアトリエや
クリエイター数人でスペースを分け合うシェア工房などに利用できるようにと活動しているのが
「波佐見空き工房バンク」さんです。
窯業を生業としてきた波佐見町が、
暮らしの道具全般をコーディネートできる「ものづくりの町」としてステップアップし、
木工・ガラス工芸・革製品・染め物・デザインなど、新たな分野の作家さんが入ることで、
より魅力的な町になることを目指されています。
今回は、そんな波佐見町でクリエイティブに働く方々の仕事場を訪ね、見学する旅です。
波佐見焼は、私たちが一般にイメージする「やきもの」とは異なり、分業体制でつくられていて、
陶土屋・釉薬屋・型屋・生地屋・窯元・上絵屋…と、それぞれの職人による高い技術力によって完成されます。
本ツアーでは、型屋さんと生地屋さん、ガイド付きでの中尾山の散策&窯元さん、
そして、実際に空き工房を活用されている、食品サンプル作家さんを訪問予定。
普段はなかなか見ることのできない、職人さんが働いている姿を見学できるよう、
土日は工房がお休みのため、平日の開催となっております。
また、広い工房ばかりではないため、定員数も限らせていただきました。
どうぞご了承ください。
そして、波佐見町は時に、陶器の「陶」と農業の「農」を合わせて
「陶農の町」とも呼ばれるくらい、農業も盛んなところ。
きれいな空気と水と大地が育んだお米や作物は、とても美味しいと評判です。
そこで、地元婦人会の方々にお願いをして、手作りの昼食を頂けることになりました!
こちらもどうぞお楽しみに。
タンポポの綿毛がふわふわと風に乗って新たな地に種を芽吹かせるように、
みなさんが持っている「クリエイティブの種」を蒔く場所も、きっと自由に選べるはず。
その一つの選択肢として「もしも自分自身が波佐見町でクリエイティブに生きるなら?」ということを想像しながら、
この旅を楽しんでいただけたらと考えています。
波佐見での「創造」的な「暮らし」を「想像」する旅。
あなたも一緒に出かけませんか?
今後のクリエイティブな活動へのヒントも見つかるかもしれません。
クリエイティブツアーとは
「地域の創造性を直に見て触れよう」をコンセプトに、
クリエイティブな方法で訪れる場所のことを学ぶ、デザイン塾の校外セミナー。
まちの歴史を知った上で写真を撮ったり、地元の人から話を聞いたり、地のものを食べたり…と、
五感を使い、能動的に、その土地の魅力を探っていこうというプロジェクトです。
タイムテーブル
*下記行程・時間配分は変更になる場合があります。
7:30 | 福岡・天神を出発 7:15 天神・日本銀行福岡支店前に集合。 貸切バスに乗って長崎県波佐見町へと出発します。 |
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9:30〜10:30 | 長崎県東彼杵郡波佐見町に到着 10:00~10:30 空き工房バンク事務所にてオリエンテーション。 |
10:45〜15:00 | 工房見学 3軒の工房を見学予定。 *途中で昼食を挟みます。 型屋さん 生地屋さん 日本美術(食品サンプル作家)さん・・・空き工房活用例 |
12:00〜13:00 | 昼食 | 15:15〜17:15 | 中尾山の散策(ガイド付き) 波佐見町の中でも多くの窯元が残っている、陶郷・中尾山。 煉瓦造りの煙突が立ち並ぶ、風情ある町並みです。 ガイドさんとともに、窯元さん・小規模生地工房さんの見学、路地裏散策の予定。 |
17:30 | 波佐見町を出発し、福岡へ |
19:30 | 福岡・天神にて解散 |
お申し込み
受付を終了いたしました。