2017年7月23日(日)、聖地・安満岳の裾野に広がる春日集落(長崎県平戸市)へ行ってきました。
春日集落は、長崎県初の「重要文化的景観」に選定されており、
世界遺産候補「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつでもあります。
その最大の見どころは、海岸線から標高150mを超える山あいまで連綿と続いている、春日の棚田。
石垣に縁取られた棚田がいくつもの曲線を描きながら、
緑深き山々と青い海との間を埋め尽くす眺めは壮観で、息を呑むほどの素晴らしさです。
ここのお米は早稲のため、お盆過ぎには稲刈りをしてしまいます。
棚田が一番美しい、稲穂の実る美しい風景を見ていただきたかったので、
夏の盛りのこの時期に訪れました。
今回、春日集落への旅のきっかけを作ってくださったのはTRAILBACKSの仲間さん。
ツアーの企画から当日のガイドまでしてくださいました。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
まずは仲間さんの案内のもと、近場をぐるり。
天気も良く、今日は体力勝負になりそうです!
仲間さんは春日集落のどこでも詳しく案内できるほど豊富な知識を持っています。勉強になります。
ひとまず海側を回りました。
クリエイティブツアーならではの光景!みなさん、首からカメラをさげています。
ぐるりと海側を一周してきたあと、春日町まちづくり協議会「安満の里 春日講」の寺田会長よりご挨拶を賜りました。
また、今回のツアー開催に際し、多大なご協力をいただいた、
平戸市役所の文化観光商工部・文化交流課の植野さん、小北さんからもご挨拶を頂戴しました。
これよりお昼までの1時間、寺田会長が春日集落の棚田を案内してくださいます。
普段は入ることのできない、川を挟んだ左右の棚田をつなぐ道を、
今回、特別に歩かせていただけることに。
私たちが歩きやすいようにと、わざわざ事前に道端の草まで刈ってくださっていました。
ありがとうございました。
まずは、集落の聖地として大事にされている、丸尾さま(丸尾山)へ。
寺田会長の着ているTシャツがかわいく、イラストがとてもそっくりでした。
棚田から海を眺めると、先ほど登った丸尾さまが。
どこを撮っても絵になります。
ゆえに、他の人と同じような写真になってしまうという苦しみをみなさん味わいながら、
個性をいかに出すかを考えたり、疲れて考えきれなかったりという…。
風になびく棚田の稲穂たち。
青い稲穂の棚田がどこまでも広がります。まさに絶景!
寺田会長がこの日のために草を刈っておいてくださった小道を抜け、反対側の棚田へ。
通常、一般の私たちがここから棚田を見下ろすことはできません。貴重な体験でした。
どこから見ても素晴らしい景色でした。足が止まってばかりです。
小川のほとりの木陰で休憩。
ここで、なんとサプライズ!
冷え冷えになった麦茶が置いてありました。事前に準備してくださっていたのです。
疲れがピークに達しているところでの登場だったので、もう感動です!
寺田会長、心優しい気配りをありがとうございました。
棚田の間の木々が茂っているところに小川が流れています。
いつもは棚田を一周する道はつながっていない(一般の人が立ち入ることができない)ので、
両方の道から棚田を見たいのであれば、登って降りてを2回繰り返すしかありません。
片方で1時間くらいかかります。水分等をしっかり準備してチャレンジしてください。
たわわに実る稲穂。春日の棚田米は一部販売されています。
牛小屋では子牛が産まれていました。
人の大きさと比較すると、いかにここの棚田のスケールが大きいかがわかるでしょう。
棚田を歩いた後は「漁師食堂・母々の手」にて昼食です。
その日の朝、定置網で獲れた地魚を漁師の母ちゃんたちが調理をして、バイキング形式で提供されます。
平戸の新鮮なお刺身が食べ放題!
午後からも春日集落を散策。ここからは自由散策です。
集落にはこの停留所にしか自動販売機がありません。
写真を撮る人、絵を描く人。みなさん、思い思いに時間を過ごされていました。
春日集落のあとは根獅子海水浴場を散策し、その後、今回のツアーで見学する唯一の教会「カトリック宝亀教会」へ。
ご案内してくださるのは、いつも平戸のツアーでお世話になっている平戸観光ウェルカムガイドの高田さん。
今回は午後からの根獅子と宝亀教会のガイドをしてくださいました。ありがとうございました。
最後に平戸のお土産を買い、福岡へ…。
今日はとても暑い一日でした。参加されたみなさん、お疲れ様でした。
そして、ツアー開催のため様々なお力添えを賜りました関係各位のみなさまに、深く感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。