【椎葉村メープルツアー】〜世界農業遺産認定「椎葉村」を巡る旅〜
今回のクリエイティブツアーは、2015年に世界農業遺産に認定された宮崎県の椎葉村へ向かいます。
椎葉村は宮崎県内陸部の九州山地、耳川上流部の源流域に位置します。
北西部の国見岳をはじめ、全体が九州山地中央部の標高1000~1700m級の山々に囲まれ、
その合間を縫うように耳川・十根川などの河川が源を発し流れています。
村内の26地区で国の重要無形民俗文化財である椎葉神楽が伝承されており、平家の落人伝説の残る地でもあります。
その地理的特徴・民俗的特徴から日本三大秘境の一つに数えられ、
毎年11月には椎葉平家まつりが開かれるなど、今なお伝承文化が息づく村です。
カエデの森でメープルシロップ作りを体験!
メープルシロップとは、カエデの木の樹液を煮詰めてつくられる天然の甘味料。
優しい甘さで、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの栄養素もタップリです。
椎葉の奥深い1,000m級の山々の中に自生するイタヤカエデの「メープルの森」で樹液を採取し、
琥珀色のメープルシロップをつくります。
この上なく椎葉村の豊かな自然を感じるワークショップ。しかも、この時期にしか体験できません。
初の1泊2日のクリエイティブツアー。
日帰りでは到底難しかった場所と内容ですが、
椎葉村の多大なご協力により従来の参加費とほぼ同じ金額で企画できました。
泊まりだからこそ、頭上に広がる満天の星空や、早朝の幻想的な雲海も見ることができるかもしれません。
山間を縫う道路が整備される前は秘境と呼ばれていたこの地。
今でも車でないと行けない場所なので、ぜひこの機会にご参加ください。
椎葉村HP http://www.vill.shiiba.miyazaki.jp
世界農業遺産は、食料の安定確保を目指す国際組織「国際連合食糧農業機関」によって2002年に開始されたプロジェクトです。
目的は、近代化の中で失われつつあるその土地の環境を生かした伝統的な農業・農法、生物多様性が守られた土地利用、農村文化・農村景観などを「地域システム」として一体的に維持保全し、次世代へ継承していくことです。
2015年12月「高千穂郷・椎葉山地域の山間地農林業複合システム」(宮崎県)が認定されました。
エフ・ディ デザイン塾の写真撮影ワークショップ「視点採集」も行います。
視点採集とは…
・自分なりの視点を決めて写真を撮る(撮影枚数も制限)
・撮った写真の中から10枚セレクトする
・どういう視点で撮ったのか発表する
…というワークショップ。
テーマを決め、意識して撮ることで、今まで気付かなかった新しい見方を蒐集します。
さらに、自分以外の人が撮った写真を見ることで、自分の中に無かった視点をも採集します。
同じ時間・同じ場所で、他の人がどんなテーマをもち、どんな写真を撮ったのかを知ることは楽しい体験となりますよ。
*ワークショップへの参加は自由です。写真撮影を目的としない方も本ツアーにご参加いただけます。
視点採集の様子は以下のページをご覧ください。
タイムテーブル
*下記行程・時間配分は変更になる場合があります。
12日 8:00 |
福岡・天神を出発 7:45 天神・日本銀行福岡支店前に集合。 バスに乗って宮崎県椎葉村へと出発します。 |
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10:00〜10:30 |
「あそ望の郷くぎの」にて休憩 世界でも有数の大型カルデラと雄大な外輪山を持つ阿蘇山の南の麓、 南阿蘇村久木野地区に位置する観光施設。阿蘇の大パノラマを一望できます。 *阿蘇山とは、阿蘇五岳=高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳の通称で、現噴火口のある山は中岳です。 |
12:00〜13:00 | 椎葉村十根川古民家にて昼食(山弁当) |
13:00〜14:00 |
大久保のヒノキ・八村杉・十根川重要伝統的建造物群保存地区を散策 八村杉 高さでは国内2番目、根回りでは国内4番目の大きさの杉の木。国指定天然記念物。 十根川神社の境内にあり、別名十根の杉とも言われます。幹周り19m、樹高54.4m、目通り幹周り13.3m、枝下の地面の全周は99mもあります。 大久保のヒノキ 複雑に絡みながら四方に枝を伸ばす推定樹齢800年の巨木。こちらも国指定天然記念物。 八村杉から東、標高700mの山腹の大久保集落にあります。幹周り9.3m、樹高32m、枝は東西32m、南北30mの広がりを持ち、樹幹に無数の枝幹が絡みつくようにそびえています。 十根川重要伝統的建造物群保存地区 この地区は「椎葉型」といわれる独特の建築様式の民家とそれに機能的に隣接する馬屋・倉、そして屋敷を構築する石垣が樹木林とよく調和し、歴史的景観を保持しています。 平成10年12月25日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 |
14:40〜 |
森の民宿「龍神館」(チェックイン) 宿泊はメープルの森の麓にある、森の民宿「龍神館」。 暖かい暖炉のあるログハウス風の建物です。 夕食もこちらで頂きます。椎葉の郷土料理に舌鼓をうちながら、森の恵みを堪能しましょう。 *部屋は相部屋になります。 |
15:00〜16:00 |
メープルの森にて樹液を採取 椎葉の奥深い1,000m級の山々、そこにメープルシロップの原木イタヤカエデの木が自生する「メープルの森」があります。 森へ出かけ、樹液が出てくるのを辛抱強く待ち採取します。 採取できる時期は冬から春へ向かう、わずか1カ月半ほどなのだそうです。 |
17:00〜17:30 |
メープルシロップ作り 龍神館にて、採取した樹液をゆっくり時間をかけてシロップに仕上げます。 透明な樹液を煮詰めていけば、優しい甘味の琥珀色のメープルシロップが完成します。 |
20:00〜 |
星空観賞(自由参加) 晴天の場合、近隣の展望所にて星空観賞。澄み切った椎葉村の夜空に輝く星空を眺めましょう。 *天候により中止の場合もあります。移動は車になります。 |
13日 6:00〜7:00 |
雲海見学 地元の人おすすめの絶景ポイントへ。山々を満たす雲海を見学します。 *自由参加。朝の弱い人は寝ててもかまいません。 *天候により中止の場合もあります。 |
7:30〜9:00 |
朝食(龍神館にて) 9:00 龍神館をチェックアウト |
9:20〜9:40 |
女神像公園・上椎葉ダム 女神像公園は上椎葉ダム(日向椎葉湖)を見下ろす高台にあります。ダム建設で105名の尊い命が奪われ、これらの犠牲者の霊を慰めるために女神像が建立されました。 上椎葉ダムは、昭和30年に完成した日本で最初のアーチ式ダムで、その後の日本の土木技術に多大な影響を与えました。小説家、吉川英治氏によって日向椎葉湖と命名されました。 |
10:00〜12:00 |
椎葉民俗芸能博物館・椎葉厳島神社・集落内散策 椎葉民俗芸能博物館 村の行事や信仰、芸能を春夏秋冬コーナーに分けて紹介しています。春は正月飾りを施した民家の居間を再現、夏は盆行事のパネル展示、秋は臼太鼓や焼畑収穫農具を並べ、冬は神楽の舞台を設け神楽面などの展示と狩猟の様子を展示。四季折々の暮らしがうかがえます。 椎葉厳島神社 壇ノ浦の戦いで敗れた平家残党討伐の将、那須大八郎宗久が椎葉の山中での哀れな平家の姿を目にし、安芸の宮島にある厳島神社の守護神を勧請し建立したと伝わっています。椎葉の街並みを見下ろす丘陵に鎮座する美しい朱塗りの神社です。 〜昼食時間まで集落内を自由散策。 |
12:00〜13:00 |
鶴富屋敷(昼食) 那須家住宅(鶴富屋敷)国指定重要文化財 那須家住宅は、一列型平面形式を有し、家屋全面に縁を横一列に長く配置しています。 平地が少なく傾斜を利用した知恵といえます。 家の長さは25.09m、奥行き8.64mもあり、建築技術から、およそ300年前のものと推測されています。 また、別名「鶴富屋敷」と呼ばれており、平家の末裔といわれる鶴富姫と平家の追討を命じられた那須大八郎宗久との悲恋伝説の舞台ともいわれています。 昼食は本屋敷にて。店主こだわりの一つである料理は、旬を大切にした郷土料理。中でも「鶴富郷膳」は大人気メニュー。お楽しみに! |
13:00〜15:00 |
視点採集ワークショップ この2日間に撮影された写真より10枚をセレクト。 各自スライドにて投影し撮影意図を説明します。 |
15:10〜15:30 |
平家本陣にてお買い物(おみやげ) 福岡へ戻る前に、椎葉村のお土産を購入しましょう。 |
15:30〜 | 離村〜福岡へ |
19:30 | 福岡・天神にて解散 |
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