2020.3.1

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食品サンプルの日本美術 |野田祐輔さん

本物なんじゃないの?と触れて確かめずにはいられない。
美味しそうな食べ物で埋め尽くされた、夢のワンダーランド。

食品サンプルの製作販売を行う「日本美術」の代表、野田祐輔さん。
元々、長崎県佐世保市で営んでいた会社を、2017年4月から波佐見町に移転し、自らも移住しました。
新たな拠点となったスペースは、生地屋の工房だった場所をリノベーションしたもの。
使われなくなった工房と借り手のマッチングをしてくれる「波佐見空き工房バンク」を活用した、第一号の人なんだとか。
ここは製作を行うだけでなく、展示販売をするギャラリーも兼ねています。

卸し先は佐世保市内の飲食店が多いそうで、波佐見町内では「和風れすとらん 藤茶屋」さんに置かれているものが野田さんの作品になります。

山のように積まれた唐揚げ、パスタに海鮮、スイーツなどが所狭しとテーブルを埋め尽くし、まるで夢の世界のパーティーにでも迷い込んだような気分に。
食べられないなんて信じられないくらい、どれも本物そっくりです。
何も知らずに食卓に置いてあったら、きっと疑うことなく口に入れてしまうのではないかと思うほど。
その精巧なつくりを、実際に手にとり、間近で堪能することができます。
オムライスにカキ氷、長崎皿うどんの帽子なんていう、遊び心満点のものまであって、しかも被ることも可能!
SNS映え間違いなしのスポットです。

さらにこちらでは、食品サンプルをつくるワークショップも開催されています。
よくテレビなどで実演されているような、お湯にロウを流し込んで、天ぷらやレタスをつくるロウ体験の他、フルーツなどを飾って可愛いパフェをつくることもできます。

*ワークショップを体験されたい方は、ホームページをご覧になり、事前にご予約ください。

ちなみに、ロウは熱に弱いため、現在の食品サンプルはビニール樹脂でつくられているのだそうです。

──お仕事でやりがいを感じることは何ですか?

「単純に、作ること自体が楽しいです。

それから、以前は業者向けだけの製作販売でしたので、一人で黙々と作っている感じでした。
ですが今は、一般の方が購入できる小物なども作っていますし、ワークショップも開催しています。
お客さんに遊びに来ていただけるようになり、楽しんでくださっているところを見ることができて嬉しいですし、これまで以上にやりがいを感じますね。」

──日本美術さんのPRをお願いします。

「食品サンプルを見ることができるお店は全国にもありますが、ここまで近くで見たり触ったりできるところは、なかなか無いのではないでしょうか。
普通はショーウィンドウの中に入っているので、買うことはできるのですが、遊んだりすることはできないようです。
うちでは、好きに遊んでいただいて良いですよ(笑)。」

──波佐見の良いところ、好きなところを教えてください。

「人柄が本当に良いですね。外から来た人間でも、みんな受け入れてくれますので。
何かイベントがあれば、おいでおいでって呼んでくれたり。」

──波佐見でおすすめしたい場所は?

「とても一つに絞れないほどあるのですが、この町に実際に住んでみて、圧倒された景色があります。
それが星空なんです。
もともと自分が住んでいたのは隣町ですし、田舎といっても人里離れている訳でもないのに、夜の空が全く違っていたんです。
聞いたところによると、離島を除くと長崎県内で2番目に星がよく見える町だそうで。
盆地なのが影響しているんじゃないかと勝手に思っています。
そのせいで夏はすごく暑く、冬はとても寒いですけどね(笑)。
という訳で、この町のおすすめは星空です。」

──個人的に好きなスポットは?

「ご近所にある、Iさんという個人のお宅です。
趣味部屋のような離れがあって、そこが、みんなの集まる場所になっているんです。
おしゃれで、すごく素敵な空間で。
しょっちゅう遊びに行っては、ご飯を食べたり飲んだりしています。

それから、小樽郷にある碑ノ尾河川公園も好きな場所です。
桜の季節には、眼鏡橋と桜の木と水面に散った花びらで、小さな桃源郷のような景色になります。
しかし、そんな時期でもほとんど人がいないので、ゆっくりと楽しめるんですよね。
その他の季節も、気持ちの良い天気の日には自転車で訪れて、のんびりしたりします。」

*2020年1月インタビュー

食品サンプルの日本美術

長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1789
OPEN 土日11:00〜18:00 (平日のご来店はお問い合わせください)
https://fakefoodweb.wordpress.com

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