Issue 2023.12

Issue 2023.12

デザイン塾で制作する、テーマ自由のオリジナル冊子。受講生4名の学びの成果をご紹介。

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2016.5.16

Report: 椎葉村メープルツアー Day-1

クリエイティブツアー初となる、1泊2日の旅。
目的地は、宮崎県の北西部に位置する「椎葉村」です。
日本三大秘境の一つにも数えられる、深き山々に囲まれた郷へ。
2016年3月12日(土)〜13日(日)、
少しずつ寒さも緩み、春の足音が聞こえはじめる季節に行ってまいりました。

古来より受け継がれてきた焼畑農法や狩猟文化。
言葉を失うほどの圧倒的な存在感を放つ巨樹。
平家の落人伝説に椎葉神楽…。

豊かな自然と独自の民俗文化が残る地に
自分の足で立ち、五感を通して相対した時、私たちは何を思うのでしょうか。

濃密な2日間のツアー(と長い長いレポート)の始まりです。

椎葉村メープルツアー

集合時間は早朝7:45。
ひんやりとした空気のなか、はじめての宿泊付きツアーに向けてワクワクと気持ちが高まります。

椎葉村メープルツアー

なんと遠くは東京から(!)、参加者の皆さまが続々と集合場所へ。
職業も年齢も様々な総勢20名を乗せ、バスは宮崎に向けて出発しました。

椎葉村メープルツアー

車内ではスケジュールのご説明や自己紹介などを行いつつ、和やかに時が流れていきます。
参加者の募集を開始してから、たった一日で定員に達した今回のツアー。
皆さんの決断力の高さには驚くばかりです。
半数以上がクリエイティブツアーに初参加の方、そして、お一人で参加される方がほとんど。
また、カメラ好きの方が多いのが、クリエイティブツアーの特徴の一つでもあります。
1泊2日という長い時間を共に過ごすことで、きっと親しくなれることでしょう。^^

椎葉村メープルツアー

途中、熊本県の南阿蘇村にある道の駅「あそ望の郷くぎの」へと立ち寄り、
阿蘇の雄大な景色を堪能しながら、しばしの休憩。

再び車上の人となり、いよいよ椎葉村を目指します。
DVDを見ながら椎葉村の予習をしつつ、
(個人的には、DVDの中で紹介されていた豆乳プリンは絶対に食べに行こうと固く心に決めつつ)
談笑する声と寝息とをBGMに、バスは順調に走り、山また山の、その奥へ…。

椎葉村メープルツアー

福岡を出発してから約4時間、ようやく椎葉村に到着です!
椎葉村観光協会の椎葉記史さん、東野舞湖さんが出迎えてくださいました。
2日間、お世話になります!!

椎葉村メープルツアー

目の前に広がるのは、十根川重要伝統的建造物群保存地区。
「椎葉型」と呼ばれる独特な建築様式をもつ民家、馬屋や倉、連なる石垣、そして山々の深き緑とが織り成す美しい風景。
日本中で伝統的な建物が急速に姿を消しているなか、ここは文化財として価値が高いと国も認めた景観が保たれています。

椎葉村メープルツアー

時刻はもうお昼。
石段を登り詰めた先の古民家で、お昼ご飯を頂きましょう。

椎葉村メープルツアー

昼食を準備してくださったのは、手打ち蕎麦のお店「よこい処しいばや」の方々。
店主の椎葉昌史さんをはじめ、皆さん、温かい笑顔で迎えてくださいました。

椎葉村メープルツアー

ぽかぽか陽気のなかで頂くのは、椎葉村の恵みがいっぱい詰まったお弁当!
どれから食べようかと目移りするほどの品数です。
村の名産品である肉厚の椎茸に、コンニャクかと思いきや蕎麦粉を寒天で固めた珍しいものなど…。

椎葉村メープルツアー

お弁当だけでもボリュームたっぷりなのに、さらに!
囲炉裏で香ばしく焼いた「菜豆腐」を使った田楽まで。
椎葉村の郷土料理の一つである「菜豆腐」は、お豆腐のなかに季節の野菜が入っていて、彩りも鮮やかです。

椎葉村メープルツアー

さらにさらに!!
今朝、手打ちしたばかりだというお蕎麦まで…!これがまた絶品。
わざわざ上椎葉地区のお店から、こちらまで出向いて、その場で湯がいて振る舞ってくださったのです。
このおもてなしに胸はいっぱい、そしてお腹もいっぱいになりました。

椎葉村メープルツアー

蕎麦も、椎葉村の特産品の一つ。
四方を山に囲まれた椎葉村では、昔は狩猟をし、蕎麦やヒエを主食としていたそうです。
標高が高い山地で日照時間も短く、お米が採れにくかったため、焼畑を行って蕎麦などを栽培していました。

椎葉村の蕎麦は、品種改良などを行っていない、日本古来の在来種で大変貴重なもの。
収穫量が多くないため、村外に出回ることもあまり無いのだとか。
小粒な実は香り高くて風味が良く、粘りも強いのが特徴です。

蕎麦つゆは、椎茸から取った出汁で。
一般的には鰹出汁が使われますが、椎葉村では山のものから作られていました。

そして、揚げ・椎茸・ネギと一緒に添えられた、オレンジ色のもの。
何だろうと思ったら、自家製の柚子胡椒ですって!
私が知っている柚子胡椒といえば、ペースト状になったものがほとんど。
このように細切りにした柚子の皮の形をそのまま残した柚子胡椒なんて、初めてです。
噛むと口中に広がる、フレッシュで爽やかな柚子の香りが、滋味深いお蕎麦にピッタリ。
すでに満腹にも関わらず、お蕎麦をおかわりする人が続出しました。

本当にすべて美味しく、最後に頂いた蕎麦湯まで美味でした。
ごちそうさまでした!

椎葉村メープルツアー

はち切れんばかりのお腹をさすりつつ、十根川地区の集落を散策します。

椎葉村メープルツアー

険しい山の斜面を切り開き、石垣を築いて平地をつくり、工夫を凝らして住居を構え、畑を耕し…。
きっと平地に暮らす人間には想像もつかないような、大変な労力を要したことでしょう。
見事に積み上げられた立派な石垣にも、先人の苦労が偲ばれます。

椎葉村メープルツアー

ここ十根川地区は、「椎葉」という地名の由来とも深い関わりがあります。

椎葉村に語り継がれる、平家の落人伝説。
今から800年以上も昔のこと。
壇ノ浦の合戦で源氏に敗れた平家一門は、山深い椎葉の地へと落ち延び、
村人たちに助けられながら、この地にひっそりと隠れ住むようになりました。
しかし、そのことを知った源頼朝は、弓の名手で知られる那須与一の弟、
那須大八郎に討伐の命を下します。

平家残党を討ち滅ぼさんとやってきた大八郎が、椎葉の地で目にしたもの。
それは、もはや叛意など無く、畑を耕しながら、つましく生きる平家の人々でした。
かつては栄華を極め、都で雅びな暮らしを送っていた彼らの、見る影もない姿…。
哀れに思った大八郎は追討を断念し、
鎌倉の頼朝には「平家の残党を討ち果たした」と嘘の報告をして、この地に留まります。
そして仇敵であった平家の人々と共に暮らし、農耕を教え、彼らの生活を支えていったということです。

そんな大八郎が最初に陣を構えた場所が、この十根川地区だといわれており、
「椎の葉(しいのは)」で陣屋を設けたことから「椎葉」の名がついたのだとか。

大八郎が討伐を止めただけでなく、すぐに鎌倉へと戻らず、椎葉に残ることにしたのも、むべなるかな。
きっと、椎葉の土地柄や人々に強く惹かれてしまったに違いありません。
私たちも、たった2日間のツアーで、すっかり椎葉村に魅了されてしまうことになるのですから…。

椎葉村メープルツアー

続いて、杜の中に鎮座する十根川神社へと向かいます。
お目当ては、境内にある「八村杉(やむらすぎ)」。
日本で2番目の高さを誇る、樹高54.4メートルの巨大な杉の木で、国の天然記念物です。
言い伝えでは、那須大八郎が手植えしたものだそう。
天を衝くように真っすぐに伸びる姿は大迫力!

椎葉村メープルツアー

…と言っても、あまりの高さに、写真に収まりきれていませんが。^^;
横に写っている朱塗りの社殿が小さいのではなく、杉の幹周りが19メートルもあるのです。
実際に自分の目で見てみると、そのスケールに圧倒されます。

椎葉村メープルツアー

この森には他にも、イチイガシやトチノキなど、多くの巨樹がそびえ立っていました。
皆さんは、それらの姿をどのように切り取っていたのでしょうか。

椎葉村メープルツアー

中にはフィルムカメラとデジタルカメラ、2台持ちで撮影されていた方も…。

それではバスへと戻り、椎葉村にある、もう一つの国指定天然記念物の大樹を見に行きましょう。

椎葉村メープルツアー

十根川集落から案内してくださっている、尾前一日出(おまえ・かずひで)さん。
「椎葉村観光ガイド協会会長」「椎葉村ツーリズムネットワーク(体験型観光指導者組織)会長」…等々、
たくさんの肩書きをお持ちの方で、豊富な知識で楽しいガイドを務めてくださいました。
椎葉村出身の尾前さんは、一度は村を出て働いていたものの、素晴らしい自然が残る故郷へと戻ってきたのだそう。
外から見たからこそ気付ける、郷里の良さもご存知なのだろうと思います。

椎葉村メープルツアー

この巨大さ、伝わるでしょうか。
標高約700メートルの山腹で、周囲を圧するような偉容を見せる「大久保のヒノキ」です。
推定樹齢は、八村杉と同じ800年。
高さ32メートル、枝の広がりは東西32メートル・南北30メートルにも及びます。

椎葉村メープルツアー

無数の枝が複雑に絡み合いながら四方へと伸びる様は、まるで千手観音のよう。
神々しさと同時に、畏敬の念すら感じさせます。

椎葉村メープルツアー

時折、吹き抜ける風に乗って、清涼感あふれるヒノキの香りが鼻をくすぐります。
澄んだ空気のなか、森林浴の癒し効果で心身ともにリフレッシュ。細胞の一つひとつが喜ぶような心地良さです。
やっぱり自然は良いなぁと、しみじみ思いました。

椎葉村メープルツアー

はるか眼下の谷間に小さく見えるのは、先程までいた十根川集落。
山々にすっぽりと囲まれている様子が、よく分かります。
普段、私が暮らしている場所とは、あまりにも異なる風景。

なんと椎葉村は、その96%が山林によって占められているそうです。
村自体はとても広いのですが、人が住める場所はごく僅か。
面積537.29 km²に対し、住民は3,000人弱です。
ちなみに福岡市は、椎葉村よりも狭く面積343.39km²、人口は150万人を超えます。

椎葉村メープルツアー

いよいよお次は、楽しみにしていたメープルシロップ作り体験です。

メープルシロップとは、カエデの木の樹液を煮詰めてつくられる天然の甘味料。
優しい甘さで、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの栄養素もタップリです。
「メープルシロップといえばカナダ」という発想しかなかったので、九州でも採れると知り驚きました。

まずは樹液の採取を体験するため、イタヤカエデが自生している「メープルの森」へ。

椎葉村メープルツアー

森へ入る前に、尾前さんが御神酒を捧げます。
山で何か作業をする時は、必ず山の神様に御神酒を捧げるそうです。
ビックリしたのが、そのお酒。
御神酒といえば、日本酒だとばかり思い込んでいたのですが、
椎葉村では、御神酒といえば焼酎なのだとか。

椎葉村メープルツアー

枯れ葉をサクサクと踏み締めながら、イタヤカエデを目指して森の中を登っていきます。
木の枝にまだ葉が茂っている時期ならまだしも、
落葉した裸の木を見ても、素人目にはどの木がメープルの木なのか、さっぱり分かりません。^^;

椎葉村メープルツアー

樹液が採取できるのは、1月半ばから3月初めまでのごく短い期間。
月の満ち欠けや、わずかな寒暖も採取量に深く影響し、木によっては全く採れないものもあるとか。
自然が相手だからこその難しさ。そこは人間の力ではどうしようもできません。
すでに3月半ばのため、もしかしたら、もう樹液は出ないかも…とのこと。

椎葉村メープルツアー

どのように樹液を採取するのかを教えて頂き、さっそく挑戦。
「ギムネ」という手動の木工用ドリルを使って、木の幹に穴をあけると…。

椎葉村メープルツアー

じわ〜っと樹液がしみ出てきました!
御神酒のご利益でしょうか。きっと、皆さんの日頃の行いが良いからでしょうね。^^

椎葉村メープルツアー

樹液は水のようにサラリとしていて無色透明。
ぺろりと舐めてみても、味はしませんでした。
おちょこ一杯ほど飲ませていただいて、やっと甘味をほんのり感じる程度。
これがあの、琥珀色の甘〜いメープルシロップになるなんて…。

ぽたり、ぽたりと落ちる樹液を集めるには、かなりの時間を必要とします。
さらに、採取された樹液をメープルシロップにするには、
なんと50分の1ほどになるまで、何日もかけて煮詰めないといけないそうです。
50リットルの樹液から、たった1リットルしか出来ない天然のメープルシロップ。何という貴重さでしょうか。

椎葉村メープルツアー

イタヤカエデの葉。
やっぱりカナダの国旗のマークと一緒の形ですね!

尾前さんは案内の道すがら、樹木の名前を教えてくださったり、椿の花の蜜を吸わせてくれたり、
クロモジの木を見つけて、ひょいひょいっと楊枝を作って皆にプレゼントしてくれたり…。
(黒文字といえば、茶道で和菓子をいただく時などに使う、あの高級楊枝です!)
削ったばかりのクロモジの木は、爽やかな良い香りがしました。
なんでも、クロモジの木は判別が難しく、見分けるには熟達した目利きが必要なのだとか。

どなたかが、尾前さんのことを「トム・ソーヤーがそのまま大人になったみたい」と評していましたが、
まさにその通りだなぁと思いました。
山の生活がしっくり馴染んでいて、自然のなかを自在に振る舞っている感じがして、なんだかとても羨ましかったです。

椎葉村メープルツアー

場所を本日のお宿、森の民宿「龍神館」へと移し、今度は樹液をシロップにしていく工程を体験します。
龍神館の女将の椎葉喜久子さん、お世話になります!

椎葉村メープルツアー

観光協会の椎葉奈木沙さんが、事前にある程度まで、樹液を煮詰めてくださっていました。
(目を離さず、何時間も煮詰めないといけないため、ここまでの状態にするのがとっても大変なんです!)
琥珀色になった樹液を火にかけ、アクをすくいながら、さらにコトコトと煮詰めていきます。
辺りにふわ〜っと漂う甘い香りに包まれて、幸せ気分。

椎葉村メープルツアー

糖度が20%ほどに煮詰まったあたりで、皆でお味見。
椎葉産100%天然の手作りメープルシロップのお味は…。
おお!とっても美味しい!
今までに食べたものとはまた違う、黒蜜に近いくらいのコクがあります。

メープルシロップは琥珀色が薄いものほど、グレードが高いのだと教わりました。
早い時期に採った樹液の方が、透明度が高くて雑味のない、ランクが上のものになるのだそうです。
今回作ったメープルシロップは採った時期も遅く、等級でいえば決して高くはないのですが、
私はこの濃厚な味のメープルシロップも大好きでした。

椎葉村メープルツアー

最終的に、糖度が60%以上になるまで煮詰めれば完成です。

イタヤカエデを残すように森の手入れをし続け、
必ず得られるという保証もない樹液を、採取方法など試行錯誤しながら、たった2ヵ月弱の間で少しずつ集め、
何日も時間を費やして煮詰めて…。
ようやくできるのは、ほんのわずかな量のメープルシロップ。
それは、自然の恵みと膨大な時間、そして手間ひまとが凝縮されたものでした。
実際に体験してみて、その本当の価値が分かったような気がします。

そんな貴重なメープルシロップを、参加者全員にお土産として頂きました。
今回の体験で作ったものよりも、さらにグレードの高いもの。
数週間前からコツコツと樹液を集め、椎葉奈木沙さんが煮詰めて準備してくださったそうです。
もう、感謝しかありません!

椎葉村メープルツアー

ふんだんに木材が使われた森の民宿「龍神館」は、囲炉裏や薪ストーブが赤々と燃えている、ぬくもりのあるお宿。
そして、女将の椎葉喜久子さんは、とてもお料理上手で「農林漁家民宿おかあさん100選」にも認定された方。
娘さんと2人で、私たち20名をもてなしてくださいました。

椎葉村メープルツアー 椎葉村メープルツアー

夕食のメニューはこちら。

・三種盛り(ワカサギ/大学芋/栗の渋皮煮)
・筍のきんぴら
・春菊のおひたし
・しいたけ南蛮
・茄子のバジル酢和え
・岩茸と千切り大根の酢の物
・煮しめ(豆腐/大根/筍/こんにゃく/しいたけ/人参/えんどう)
・こんにゃく刺身(梅酢味噌)/トマト・ブロッコリー
・イワナ刺身
・山芋の茶わん蒸し
・しいたけのバター焼き
・鹿肉の香草炒め
・手打ちそば(猪出汁)
・ヤマメ塩焼き
・黒米ごはん
・漬物(葉わさび)
・ヨーグルトババロア

…とまぁ、出てくる出てくる、ご馳走の数々!
椎葉村の郷土料理がずら〜り。

椎葉村メープルツアー

なかでも一番珍しいものは、岩茸でしょう。
幻の食材といわれています。
ぱっと見はキクラゲのようなのですが、キクラゲはキノコ(菌類)。
岩茸は、その名に「茸」と付いていますがキノコではなく、地衣類。菌類と藻類の共生体だそうです。
なぜ幻かというと、成長が大変遅くて1年に1mmくらいしか成長しない上に、
標高800メートル以上の高山の断崖絶壁に張り付くように生えていて、
採るのが命がけで非常に危険なため、入手困難だからです。
大変貴重なものを頂きました。

その他、囲炉裏の炭火でふっくらと焼かれたヤマメも、イワナの刺身も、日頃はなかなか食べられません。
川魚なのにクセもなく、とても美味しい!
ちなみに椎葉ではヤマメのことを「エノハ」と言うそう。

そして、やはり美味しいお蕎麦!
お昼に頂いた「よこい処しいばや」さんのお蕎麦とは、また違う味付け。
なんと猪から取った出汁とは!
さらには鹿肉まで…。
これまた、普段は滅多にお目にかかれないものです。

山芋の茶わん蒸しは美味しいだけでなく食感も面白くて、
色んなお料理にアレンジされた椎茸はプリプリ。

お昼のお弁当にも入っていたのですが、栗の渋皮煮がまた、すごく美味しかった!
できることなら、大量にお持ち帰りしたいくらいでした。

これだけのお料理を準備するのに、一体どれほどの時間と手間がかかったのでしょうか…。
心のこもった手厚いおもてなしに感動いたしました。
本当にありがとうございました。

椎葉村メープルツアー

お腹いっぱい!ごちそうさまでした!!

それでは本日最後の締めくくり、星空鑑賞へと行きましょう。
観光協会と椎葉村役場の方々が、数台の車で山道を運転し、連れていってくださいました。
真っ暗で、周りの状況は全く分からないのですが、頭上を見ると…。
そこには満天のきらめく星!!
「こんなにすごい星空、初めて見た!」という感動の声もどこからか聞こえてきます。
暗闇のなか、三脚を持参し、星空撮影に挑む方々の気配も。

心が洗われるような美しい夜空を見て、きっと良い夢が見られることでしょう。
宿に戻ったあと、皆さん早々に就寝されたようですね。
1日目から盛り沢山の行程、お疲れ様でした。
明日も朝早くからスタートしますよ。
それでは、おやすみなさい。

*2日目へと続く