福岡市早良区にある西新商店街。
近年、各地で商店街のシャッター通り化が進んでいるといわれるなか、西新商店街はとても活気のあるところです。
そんな西新商店街を歩きながら写真を撮る「西新フォトツアーvol.1」を
10月12日(日)に開催いたしました。
この日は「勝鷹夢まつり」というお祭りがあり、とても賑やか!
普段とはまた違う、お祭りに沸き立つ西新商店街を
エフ・ディのアートディレクターで写真家の石川博己がご案内しました。
定員8名の予定でしたが、嬉しい誤算で少し増え、
総勢13名+ランドブレインの堀口さんと共に練り歩きます。
今回は、参加者の皆さんが撮られた写真をご紹介しながら、ツアーレポートしたいと思います。
(特に表記のないものは石川博己の撮った写真です。)
*写真はスタッフ林の独断と偏見で選ばせてもらいました。フィルムで撮られた方のお写真は載せられず申し訳ありません!
(↑ M.Kさんの写真)初めて西新に来られたKさん。アーケードの無い商店街は開放感がありますねと仰っていました。
ここ西新は、国民的人気マンガ『サザエさん』と縁の深い場所なんです。
作者の長谷川町子さんは1944年から1946年まで西新に住んでいて
百道の海岸を散歩しながら、サザエさん・カツオくん・ワカメちゃんといった登場人物を考案したのだそう。
そんなわけで、お祭りにもサザエさん登場!
それからマスオさんに・・・波平さん?
いえいえ、違います。
頭頂部の髪の毛の本数に注目。
(↑ M.Nさん)
1本だと波平さんですが、2本あるこの方は、波平さんの双子の兄・海平さんなのです。
サザエさん達は大人にも子どもにも大人気。
(↑ M.Nさん)Nさんは明確なテーマをもって、素敵な写真をたくさん撮られていました。
(Mさんのご主人)ご夫婦で仲良くご参加くださったMさん。
続いて、マーチングバンドにお神輿や大太鼓などの華やかなパレードが通り過ぎます。
(↑ M.Kさん)
(↑ Mさんのご主人)
(↑ S.Nくん)写真サークルの学生さん。部長をされているそうです。
(↑ N.Sさん)彼女も写真サークルの学生さんです。フィルムカメラでも撮られていました。
(↑ Y.Kさん)お友達のカメラを借りて参加してくださいました。この満面の笑顔を引き出せる、彼女の人柄!羨ましい限りです。
(↑ Mさんの奥様)アンバーがかった色味がお好きだとのことで、調整して撮られていました。
(↑ Mさんの奥様)ノスタルジックな雰囲気になって良いですね。
なぜお神輿などがあるかというと、勝鷹夢まつりが、紅葉八幡宮の御神幸祭と併せて行われているからだとか。
この行列と一緒に、紅葉八幡宮へと向かいました。
(↑ Y.Kくん)建築の勉強をされているというKさん。子どもの頃、ずっと西新に住んでいたそうです。
(↑ M.Sさん)クリエイティブツアーの常連さんです。お友達2人と参加してくださいました。
緑に囲まれた清々しい紅葉八幡宮を後にし、続いては高取焼の窯元・味楽窯へ。
現在は使われなくなった、歴史ある登り窯を見学します。
福岡市の無形文化財にも指定されているそうです。
(↑ S.Nくん)
しっとりとした素敵な場所でした。満喫した後はまた商店街へと戻ります。
西新商店街には魅力的なお店がいくつも軒を連ねています。
安くて新鮮なお野菜や瑞々しいフルーツが並ぶ青果店。
(↑ Mさんの奥様)
(↑ Mさんの奥様)
豊富な種類のカラフルな豆が所狭しと並ぶお店。
(↑ N.Sさん)
昔ながらの和菓子屋さんや食堂。
(↑ Mさんの奥様)
(↑ M.Kさん)
はたまた、お洒落なパン屋さん等々…。
(↑ 林)
早速、カブを一袋購入してホクホクしている参加者の姿も。(でも他にもまだ買いたいようです。)
(↑ M.Sさん)
さて、そろそろお腹も空いてきました。
お祭りだけあって、各店舗の出店や、カレーフェスタにスイーツ&フードフェスタ、
「サザエさん焼き」の実演販売など様々な催し物が。
美味しそうなものが目移りするほどたくさんあります。
(↑ M.Nさん)
食べつつ撮る。足元には本日の戦利品のカブ。
(↑ 林)
食べつつ、カメラ談義も。
(↑ 林)
ご飯の後は、もちろんデザート。別腹ですから。
(↑ M.Nさん)
(↑ Y.Kさん)
(↑ M.Sさん)
(↑ M.Sさん)
皆さんが撮られた写真を見ていると、ファインダー越しのあたたかい眼差しが感じられます。
人情味あふれる西新の姿が、とてもよく写し出されているなぁと思いました。
(↑ M.Nさん)
(↑ Y.Kくん)
(↑ M.Sさん)
(↑ M.Kさん)
(↑ Y.Kくん)
(↑ Y.Kくん)
(↑ Mさんのご主人)
(↑ Mさんの奥様)
眺めているだけで、なんだか笑顔になっちゃいます。
さて、写真を撮り終えた後は、講評会です。
場所は西南学院大学さんが会議室を提供してくださいました。
西南学院大学へと向かう途中。
「サザエさん通り」と命名された、西新と百道浜を結ぶ道。
途中には「サザエさん発案の地」の記念碑もあるんですよ。
(↑ M.Sさん)
(↑ M.Sさん)
講評会では、参加者の皆さんの写真をプロジェクターで写し出しながら
お一人おひとりの写真に石川がコメントを述べていきました。
(↑ 林)
(↑ 林)
最後に、皆さんから感想を頂いて、お開きとなりました。
今日一日、同じ場所で同じ時間を共有し、一緒に撮影して回った人たちが
どんな写真を撮っていたのか。
それを見ることができたのも楽しかったという声を頂きました。
ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。
(↑ Mさんのご主人)
普段は何気なく素通りしていた場所も、カメラを持って歩くと
いつもよりシッカリと見つめるようになるようで、
「こんなところにこんなものがあったんだ!」と色んな発見があります。
参加者の中には、ずっと西新に住んでいたという方もいらっしゃいましたが
「見なれた光景だと思っていたけれど、写真を撮っていて、今回初めて気づいたものがある」
と仰っていました。
西新に初めて来られた参加者も、生き生きとした西新商店街を楽しんでくださったようです。
(↑ Y.Kくん)
同じ場所を巡っても、切り取る風景は人それぞれ様々です。
そして、たとえ同じ景色を撮っていても、その写真には
やはり個性が出るものだなぁと興味深く思いました。
写真を撮ることによって見出だされた、一人ひとり異なる「西新の魅力」。
西新に来たことのない人だけでなく、よく知っているという人にとっても
新鮮に映るのではないでしょうか?
たくさんの魅力にあふれた西新に、皆さんもぜひ遊びにきてください!
そして、来年の2月には、参加者の皆さんが撮られた写真と
昔の西新の写真を一緒に展示する、今昔写真展も開催します。
ここでご紹介できなかった、フィルムカメラで撮られた方の写真もご覧になれますので
ぜひぜひお越しくださいませ。
詳細が決まりましたらお知らせいたしますので、どうぞお楽しみに。