Issue 2023.12

Issue 2023.12

デザイン塾で制作する、テーマ自由のオリジナル冊子。受講生4名の学びの成果をご紹介。

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2011.11.9

秘密基地のような宿。

今回は「森のきらめき」という安房にある素泊まり専門の宿に宿泊した。
部屋の中は2段ベッドが3つきっちりと並べられ、しきりにカーテンがつけられ
最低限のプライバシー空間が保たれているという、もう寝るだけという感じだったが清潔で快適だった。
2段ベッドの下に入りカーテンを引くと押し入れの中の秘密基地みたいでワクワクした。
店主の方もとても雰囲気のいい方だった。
1階(宿は2階)がコンビニになっていて、登山に必要なものなどがセレクトされていて便利だった。
宿代は2,200円。風呂もちゃんと着いているし、冷蔵庫もある。十分な宿だ。

安房港から降りてすぐ近くだったが、あまりの重さにタクシーを呼んだ。
宿について店主に明日の淀川登山口行きのタクシーを手配してもらう。
登山客が多いらしく、なかなかタクシーがとれないみたい。
ようやく予約できたので、荷物を2階に置いて食事に出かける。
安房といえば「かもがわ」!安くてうまくてボリュームたっぷり。
身がたっぷりの「とびうおの唐揚げ定食(800円)」を食べて宿にもどる。

宿から何度か携帯に電話があっていたので宿について聞いてみると
お客さんの中で僕と同じように、明日縦走で淀川登山口まで行く人たちがいるらしく、
しかしタクシーがいっぱいで手配できないのだという。できれば相乗りしていただけないかと。
ひとりで行けばタクシー代がおよそ7000円近くかかるので、もちろんOKだ。
そのお客さんたちは30代前半の4人組。友人パーティーらしい。
すごくありがたがっていた。こっちもありがたい。これで、千円ちょっとで行けるぞ!ラッキーだ。
こういう出会いがあるのも登山客が多い素泊まり宿ならではのいいところだと思う。

今日の夜は地元の交通会社さんの社長さん(まだ20代という、すごい!)と食事の約束があって
終業後わざわざ宿まで迎えにきてくれた。
その後、社長さんと宿の近くの居酒屋へ。いろいろと話をしながらおいしい食事をいただく。
明日の登山に響くので、ビール一杯で後はお茶を飲んだ。
島に知り合いがいるというのはいい!それがこうやって酒を酌み交わす友人になるというのはもっといい!
ひとり一人、着実に増やしていきたい。

初日の部屋は僕一人の貸し切り状態だったので快適だった。
たった一人なのに2段ベッドの下の中だけというのは笑える。
パッキングをし直して、荷物の重量配分を整えた。
この時に重要なことを見落として、この登山、きびしいスタートを強いられることになるのだ…。

それはまた後日、つづく〜。

写真は安房にあるレストラン「かもがわ」で食べた「トビウオの唐揚げ定食(800円)」
EOS 5D Mark2で撮影。レンズはCanon35mm