福岡県筑後地域から生まれる手仕事の魅力が満載!
ものづくりの歴史・技法から、地方でのものづくりを成功させるハウツーまで。
福岡県筑後地域は自然環境に恵まれ農業が盛んで
地域資源を生かした伝統工芸も多く継承されている土地。
そんな筑後で手間ひまをかけて生み出される
工芸・アート・製造・食をはじめとした“手仕事の逸品”をご紹介します。
さらに地域を生かしたものづくりの方法を解説。
良いものを作る方法まで読み解ける一冊です。
コンテンツ
はじめに
第1章 豊かな風合いを感じる 伝統のあるものづくり
時代とともに変化を続ける、人と生きる布|久留米絣
・久留米絣の歴史と特徴
・久留米絣ができるまで
・藍染めと化学染料 手織りと機械織り
・伝統を受け継ぎ、現代につなげる工房たち 野村織物/津留織物/丸亀絣織物工場
一緒に育てていく、色と風合いの表情 藍染め / 藍染絣工房
時を超えて伝わる、強くて優しい紙|八女手漉和紙
・八女手漉和紙の歴史と特徴
・八女手漉和紙ができるまで
・人の感覚によってできる、ぬくもりのある紙/松尾和紙工房
・文化財修復に使われる八女手漉和紙/溝田和紙
第2章 日本の技術と情緒から生まれた 魅せるものづくり
・自然の産物を誇りとともに織り込む いぐさ / 添島勲商店
・木だけで作る幾何学模様 組子細工 / 木下木芸
・一つひとつ、表情の違う 線香花火 / 筒井時正玩具花火製造所
第3章 天然素材で丁寧に 環境と育むものづくり
・里山の櫨の実が、優しい灯りとなる 和ろうそく / 荒木製蝋
・天然原料で作られた、自然そのものの香り お線香 / 馬場水車場 馬場猛
・人に優しく、自然に優しく 無添加石けん / まるは油脂化学
第4章 手のひらを通して 生活を彩るものづくり
・一から手作業で染め、紡ぎ、織る 手織りもの / 翔工房 田篭みつえ
・ものづくりのその先へ、光と影がうつし出すもの 切り絵 / くろくも舎 松原真紀
・楽しい時間を作り出す、魔法の箱 お弁当箱 / 木工作家 関内潔
・技術を高め、受け継ぎ、残すために 竹のスツール / てんごや 染谷明
・木の声を聞きながら作る、心に触れるかたち 木のカトラリー / 木工詩人 國武秀一
第5章 自然の恵みを届ける 実り多き土地のものづくり
・緑豊かな森で産声をあげた 巨峰ワイン / 巨峰ワイナリー
・人と自然と土地と、密なる関わりで生まれる 果実酢/ 酢造発酵場スー
・自家農園で育てたトロピカルフルーツの ジェラート / 杏里ファーム
第6章 地域ブランドの創造
・地域を元気にするプロジェクト
・研修と総合プロデュースを経て生まれたもの
・九州ちくご元気計画 プロジェクトケース
1 若い世代の農家コミュニティー/うきは百姓組
2 南国のフルーツを育て氷菓に加工/杏里ファーム
3 物語に乗って進むブランドづくり/クロキビスポークルーム
4 国産線香花火のポテンシャルを武器に/筒井時正玩具花火製造所
・地方のものづくり/九州ちくご元気計画総合プロデューサー江副直樹
おわりに
◎2012年1月10日発行
◎A5版・128ページ
定価 : 1,600円(税別)
ISBN978-4-904342-08-4
*上記のコードで書店でもご注文いただけます。