![makumo-main テキスタイル作家=福山みきさん](https://f-d.heteml.net/f_d2019/wp-content/uploads/2019/11/makumo-main.jpg)
毎日を楽しくするテキスタイルをいつも手元に。
花柄の不思議な動物、人や動物のたくさんの手に、リボン、曲芸…布地にプリントされたモチーフは個性的でどこかレトロな雰囲気。これらすべての布地は、シルクスクリーンという技法でプリントされている。学生時代に染色を学んでいた福山さんが、シルクスクリーンプリントを始めたのは2年前。古着や古物を扱う店に勤めていた時に手にした、古布に魅力を感じたことがきっかけだという。「自分が、これだ!と思える布は出にくくなってきているし、古いものだから劣化していたりして、どんどん失われていく。だったら自分で欲しい柄を作ろうと思ったんです」。もともと絵を描くことが好きだったため、選んだ技法はイラストが繊細に表現できるシルクスクリーン。デザインした図柄から型を作り、手作業で一枚一枚プリントしていく。「飾るだけの絵よりも、バックや雑貨になる、布に描いた“使える絵”の方が欲しいと思ってもらえるんじゃないかなという思いもありました。作り手も使い手も、一緒に物語を想像して楽しめるような布を作っていきたいですね」。布の中にはニヒルな表情をした登場人物。たくさんの物語が想像できる布が手元にあると、毎日が楽しくなるに違いない。
![makumo-1 テキスタイル作家=福山みきさん](https://f-d.heteml.net/f_d2019/wp-content/uploads/2019/11/makumo-1.jpg)
スケッチブックには大量のデザイン画。そのラフデザインの中から決定したものを清書し、型にする。
![makumo-2 テキスタイル作家=福山みきさん](https://f-d.heteml.net/f_d2019/wp-content/uploads/2019/11/makumo-2.jpg)
障がいを持つ人がアート活動を行っている「工房まる」とコラボレーションしたてぬぐい。
![makumo-3 テキスタイル作家=福山みきさん](https://f-d.heteml.net/f_d2019/wp-content/uploads/2019/11/makumo-3.jpg)
デザインからプリントまですべて自分で。微妙な色味の違いムラ、かすかな版ズレは手作業ならではの魅力。
![makumo-5 テキスタイル作家=福山みきさん](https://f-d.heteml.net/f_d2019/wp-content/uploads/2019/11/makumo-5.jpg)
オリジナルテキスタイルのバックやブックカバーなど、生活雑貨も展開している。
Profile
![makumo-prof テキスタイル作家=福山みきさん](https://f-d.heteml.net/f_d2019/wp-content/uploads/2019/11/makumo-prof.jpg)
- 福山みき(ふくやまみき)
- 福岡で活動するテキスタイルデザイナー。ハンドプリントのオリジナルファブリックブランド「makumo(マクモ)」を展開中。
住/筑紫郡那珂川町五郎丸1-72リバーサイド2 1F 問/090-9493-2584
写真=石川博己 文=原口昌子