Issue 2023.12

Issue 2023.12

デザイン塾で制作する、テーマ自由のオリジナル冊子。受講生4名の学びの成果をご紹介。

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2019.10.21

写真プリントワークショップ|2019.12.21開催

手焼きカラープリントを体験しながら
フィルムや写真について学べるワークショップです。

『写真プリントワークショップ』はカラーネガフィルムを、暗室にて手焼きプリントするワークショップです。この講座では普段撮っている自分の写真が実際どのようにフィルムに写っているのかを知ることができ、作品を自分の手でカラープリントしながらフィルムとプリントのことについて学べます。

写真プリントワークショップ

インデックスは本当のネガの状態を再現していないのです。

カメラ屋さんで受けとるインデックス(一覧)は、明るい調子も暗い調子も色カブリも一様に “きれいに写っているかのように” 調整されてプリントされています。インデックスを見るとほとんどきれいに写っているようですが、実際は朝撮ったものは青かったり、夕方撮ったものはオレンジ色だったり、暗かったり飛んでしまったりとさまざまです。もしかしたら今まで信用して撮っていたカメラは調子が悪く、絞りやシャッタースピードが狂っているかもしれません。けれどフィルム一本分写っていないということにならない限り、調整されたインデックスを見て、カメラの故障に気づくことはないでしょう。

写真プリントワークショップ

本当のネガの状態を知ることで、フィルムやカメラの調子がわかります。

手焼きのカラープリントではまずはじめに “ベタ” と呼ばれる一覧を焼きます。これは写真フィルムを印画紙に密着させて原寸プリントしたものです。このベタによってそのフィルムの状態(色や露出の違い)がわかります。
また蛍光灯の室内で撮った写真がグリーンがかったり、白熱灯の下で撮った写真がオレンジ色だったりと、光がどのような色で写っているのか知ることができます。スローシャッターの写真が思ったよりオーバーに写っていれば低速のシャッタースピードが狂ってるのでは? と疑うことができます。特にメカニカルカメラを使っているユーザーは、今自分の使っているカメラの素直な描写と、機械的にきちんと作動しているのかを知ることは大切です。

手焼きならではの優しいトーンで自分のネガをプリントすることができます。

手焼きのカラープリントは、すべての行程がアナログです。一切のデジタル処理を介さないので、レンズの描写やフィルムの特性が素直に現れます。逆に言えばフィルムに写っていないビビットな色や、コントラストを強くするなどはできません。やわらかく豊富なトーンの再現は手焼きにしか出せないものです。

写真プリントワークショップ

ワークショップでは一枚の作品を制作(=プリント)します。

本講座は手焼きプリントから額装までを行います。セレクトした一枚の写真を自分のイメージのトーンでプリントします。
*木製フレームやマットは販売しています。ご希望の場合はお尋ねください。

写真プリントワークショップ

タイムテーブル(3時間30分)

20分 カラープリントレクチャー
30分 ベタ作成
10分 写真セレクト
2時間程度 カラープリント *順番でプリントを行います。時間内であってもセレクトした写真をプリントした時点で終了します。
20分 講評・歓談

*プリントしたいお気に入りの写真のネガをお持ちください。

募集要項

定員 4 名
受講費 6,000円(税込)
受講費に含まれるもの プリントを行う印画紙六つ切4枚/ベタ1枚+本チャン焼き用2枚・テストプリント用2枚)
*テストプリントは六つ切を1/3にカットした短冊形の印画紙を使用します。
受講日 2019年12月21日(土)
一部/10:00〜14:00
二部/15:00〜19:00

受講時間 3時間30分程度
*定員各部〈4名〉になり次第締め切ります。
持ってくるもの 現像された35mm・ブローニーのカラーフィルム
*フィルムは2本以上お持ちください。
受付 講座前日まで受付いたします。お支払いは当日承ります。
限られた定員の中で開催していますのでキャンセルはないようにお願い致します。

*表示価格はすべて税別です。別途消費税が加算されます。

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