Issue 2023.12

Issue 2023.12

デザイン塾で制作する、テーマ自由のオリジナル冊子。受講生4名の学びの成果をご紹介。

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2015.2.12

西新コラム| 学生のまち・西新

地下鉄の西新駅のシンボルマークは、西新のNが鉛筆とペンで表現されたもの。
西新の「学生のまち」としての姿を象徴しています。
修猷館高校や西南学院大学をはじめ、周辺には小中学校も多く
教育環境にも恵まれた場所です。

西新Column:学生のまち・西新

時は幕末。全国各地にたくさんの私塾が誕生し、隆盛を極めた時代。
ここ西新でも、下級武士が多く住んでいたため、私塾が増えました。
西新生まれで福岡藩に仕えた蘭学者・瀧田紫城の私塾「折中堂」には
自由民権運動から政治結社・玄洋社を創設した頭山満も学んでいます。
明治33年には藩校だった修猷館が、大正7年には西南学院が西新の地へと移転。
文教地区として発展してきたのです。

西新Column:学生のまち・西新

そんな歴史を感じさせる建物のひとつが、西南学院大学博物館。
大正10年に完成した、ツタの絡まる赤レンガの建物です。
当初は中学部本館・講堂として建設され、後に中学校・高校講堂としても使用されました。
現在はキリスト教の歴史や文化が学べる博物館として一般公開されています。
福岡市都市景観賞を平成12年に受賞し、
平成16年には福岡市の有形文化財にも指定された歴史的建造物。
なんと、あのヘレン・ケラーも来訪しているそう。

西新Column:学生のまち・西新

古い時代から、学生たちが青春時代を過ごしてきた町。
若いエネルギーと輝きにあふれる町。
まばゆい一瞬のきらめきをカメラで切り取ってみませんか。

西新Column:学生のまち・西新

西南学院大学博物館
開館時間10:00〜18:00(入館は17:30まで) 
休館日 日曜・夏季休暇・12/25・年末年始
入館料 無料