Issue 2023.12

Issue 2023.12

デザイン塾で制作する、テーマ自由のオリジナル冊子。受講生4名の学びの成果をご紹介。

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2015.2.12

西新コラム| サザエさんが 生まれた町

西新が、あの国民的人気マンガ『サザエさん』発案の地ってご存知でしたか?
よかトピア通りにさしかかる角にある西新1号緑地(別名「磯野広場」)には
「サザエさん発案の地」の記念碑が建てられています。
この辺りはかつて、福岡市民が夏を楽しんでいた百道海水浴場でした。
平成元年に開催された「アジア太平洋博覧会(よかトピア)」の開催を前に
昭和50年代後半から海岸の埋め立てが始まり、今の姿となりました。
サザエさんの作者の長谷川町子さんは、昭和19年から21年まで現在の西新3丁目に住んでいて
この百道の海岸を散歩しながら、サザエさん・カツオくん・ワカメちゃんといった登場人物を考案したそうです。

西新Column:サザエさんが 生まれた町

平成24年に西新と百道浜を結ぶ約1.6kmの道が「サザエさん通り」と命名されました。
「サザエさん通り」という名称は全国で2か所目。
もう1か所は、長谷川町子美術館のある東京都世田谷区桜新町にあります。
平成26年には、サザエさん通りの起点である脇山口交差点に、大きな案内看板が設置されました。
まるでサザエさんが道往く人々に呼びかけているようです。

西新Column:サザエさんが 生まれた町

子どもから大人まで世代を超えて愛され、色あせることのない
古き良き昭和の家族が描かれているサザエさん。
ぬくもりを感じる家族の姿やご近所付き合い。
そして日々の暮らしから生まれてくるユーモア、人情の機微。

サザエさんの世界のような、そんなあたたかい人と人との関わりを
この西新の町では今も見ることができます。
西新商店街を歩いていたら、明るく元気で、ちょっぴりそそっかしいサザエさんに
もしかしたら出会えるかもしれません。
お財布を忘れて慌てているかも…。