~静かに朽ち果てゆく要塞・今ある平和に思いを巡らす旅~
2015年最初のクリエイティブツアーは、2年ぶりとなる「佐世保レトログラフィ」です。
佐世保には九十九島の美しい自然や、異国情緒あふれる港町の風景、
ハウステンボスといったテーマパークなどもあり、観光地としても人気の場所です。
軍港として栄えてきた佐世保
明治22年に旧日本海軍鎮守府が置かれ、大きく変動した佐世保の歴史。
佐世保軍港がつくられ、このまちは急速に発展していきました。
軍港を守るべく築かれた佐世保要塞は、
100年の時を経た現在も山中にひっそりと佇み、その姿に明治の記憶を留めています。
異なるものがひしめきあい共存するまち
豊かな自然と美しい海。
軍艦に大型客船…目的も外観も異なる船が一堂に会する港。
米海軍と海上自衛隊の佐世保基地。
随所に息づくアメリカ文化。
そして、本来の役目を終え、静かに朽ちようとしている戦争遺跡。
さまざまな要素が混在する佐世保のまちをファインダー越しに見つめながら歩きましょう。
過去の歴史と、今わたしたちが享受している平和について思いを巡らしつつ…。
クリエイティブツアー写真展「レトログラフィ」開催!
2012年から開催しているF_dデザイン塾の校外セミナー「クリエイティブツアー」は、
九州各地域の魅力をクリエイティブな手法で再発見しようというものです。
参加者の皆さんが撮る写真によって顕在化された地域の魅力を
もっと多くの人に知っていただきたいと思い、写真展を開催することにいたしました。
会期は2015年7月7日〜7月12日。
会場は福岡県立美術館で行います。
今後開催していくクリエイティブツアーに参加して、
あなたならではの視点でカメラに収められた写真をぜひ応募してください!
たくさんの人によって切り取られた景色がいくつも重なることで
その土地の魅力はより立体的に浮かび上がってくることでしょう。
写真展の詳細については、今後お知らせしていく予定です。
タイムテーブル
*下記行程・時間配分は変更になる場合があります。
7:30 |
福岡・天神を出発 7:15 天神・日本銀行福岡支店前に集合。 バスに乗って佐世保へ出発します。 |
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9:30 ~ 10:30 |
片島魚雷発射試験場跡 佐世保鎮守府が開庁されて間もなく、佐世保湾の北岸に開設された海軍工廠。 そこで製造された魚雷の発射実験を行うため、大正7年に開設された施設です。 海に浮かぶ廃墟。 そして、すでに屋根もなくなり、朽ちていく建物の内部で 空に向かって生い茂る樹木。 ここにあるのは、積み重ねてきた時間がつくりだした静かな美。 |
11:15 ~ 11:55 |
石原岳堡塁跡 佐世保の軍港を守るため、明治政府によって各所に作られた「要塞」。 そのうちの一つが西海町の石原岳堡塁跡。 明治32年に竣工されました。 ここには接近戦に備えるために設けられた、射撃室が残されています。 |
12:15 ~ 12:40 |
昼食 佐世保のご当地グルメ、佐世保バーガー。 老舗の佐世保バーガーショップ「らりるれろ」で頂きましょう。 店内はレトロな雰囲気。 ベーコンエッグバーガーが不動の人気No.1だそう。 |
13:00 ~ 13:40 |
針尾送信所 大正11年、旧日本海軍の手によって 4年の歳月と時価250億円の費用を投じて建設された無線塔。 高さ135m、周囲33m、塔の底面積123㎡という巨大な3本の無線塔は、 日本人による設計、コンクリート技術による初期の高層建造物。 平成25年に国の重要文化財に指定されています。 |
14:35 ~ 15:05 |
展海峰 俵ヶ浦半島にある展望公園、展海峰。 展望台から望めば、眼下に九十九島の大パノラマが広がります。 リアス式海岸の波静かな海に浮かぶ、大小さまざまな形をした島々。 澄んだ空と青い海と緑の島が織り成す光景は、まるで絵画のような美しさです。 |
15:20〜16:50 |
丸出山堡塁跡プチトレッキング 小高い山の上にある丸出山堡塁跡まで、片道30分のプチトレッキング。 佐世保要塞のひとつ、明治34年竣工の丸出山堡塁には 全国でも珍しい、装甲付きの観測所が残っています。 砲台の観測所跡とあって眺めが素晴らしく、 穏やかな海にいくつもの島々が浮かぶ九十九島の美しい風景が一望できます。 夕暮れ時の茜色に染まった姿はまさに絶景! *天候によりコースを変更する場合もあります。 |
16:50 | 佐世保出発 |
19:00 | 福岡着・解散 |
お申し込み
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