4月から始まった写真教室もいよいよ今日で最後です。
今どきフィルムカメラ限定という、なかなか一般的には参加しにくい講座でしたが、
定員いっぱいのお申し込みをいただき、充実した楽しい授業を行うことができました。
みなさん、ありがとうございました。
さて、今日の授業はどんなものかというと、写真屋さんのALBUSだからこそできる「プリント体験」です。
自分でネガから補正してプリントをするというものです。
僕は手焼きのカラープリントをしているので、フィルムがどういう風にプリントされるのかわかりますが、
ほとんどの人は知りませんよね。その行程を体験できるのですから、これは面白いですよ。
まずはALBUSのプリンター真理っぺに、プリントの流れや仕組みについてレクチャーしてもらいます。
いろんな写真家さんの色を表現できるとのこと。みなさん、おおっという反応。(今日の石川かなり傍観です)
それでは実際に、半数ずつに分かれてプリントを体験しましょう。前半のグループは現像機のある1階へ。
もう半分の人たちは2階に残り、持ってきた自分の写真を広げて講評会です。
でも、下の階が気になって気になって、結局みんなで様子を見に降りてしまう始末。
人のプリントを見るのは楽しい!
それぞれ好みがあって、明るさや色にこだわっていました。
この日は僕も体験できる予定でしたが、時間が足らず、できませんでした。(なんでよ!)
楽しみにしてたのに残念です。(かなりガッカリの石川です)
印画紙の裏に印字されている文字の意味を教えてもらったり、プリントの際の細かい設定を知ったり、
やっぱり高いフィルムはきれいだなぁと実感したりと、フィルムでしか味わえない楽しみに触れた講座でした。
最後にみなさんにいただいた、今回の写真教室を終えての感想がとても良かったので、次回ご紹介したいと思います。
(*書き起こしがなかなか間に合わなくて〜汗。時間をくれー。)
それを読んでいただけたら、フィルムで写真を撮る楽しみを理解していただけると思います。
「なぜフィルムカメラで写真を撮るとカメラが上手くなるんですか?」という問いに対し、
わかりやすい例え話がないものかと考えたのですが、
「お腹が空いてコンビニの弁当ばかり買って食べてても料理はうまくならないだろ」というのは…
ちょっとわかりづらいか。
「月に100万円使えるなら、そんなに必要のないものも買ったり、何を買ったのかすら覚えてなかったりするよね。
でも、月に10万しかなかったら、お金の使い方を考えるよね?無駄なものは一切買わないよね。
どちらの方が経済感覚が研ぎすまされる?」というのはどうだろう?
とか、そんな例え話を、講座が終わった後の帰り道で延々と考えていました。笑
あまりに例え話をつくりすぎて、どうでも良くない?という考えに一周まわって辿り着いてしまったので、
そもそも、なぜフィルムカメラで写真を撮るのが好きなのかを考えました。
「一枚一枚を大事にする」
これがフィルムカメラの醍醐味であり、楽しみなんじゃないかと。
「“限りあるもの”を“慈しみ”ながら“撮る”」
といえば、かっこいいね。でも、消費時代・バーチャル時代の今だからこそ、大事な感覚では?
「撮った記憶がネガのひとコマとして存在する、記憶が質量を持つ」
これもいいね。
撮影会で撮った、いろんな絞りによる描写の違いを写真で確認。
真理っぺによるプリントレクチャー。
実際に現像機を使ってプリント体験。(端の方で笑ってばかりの石川です)
自分で補正したプリントにみんな興奮!
写真の裏の数字やアルファベットの意味を知る。へー!
プリントのことは真理っぺに相談してください。親切に対応してくれますよー。
つぐみちゃん、おつかれさまでした。ありがとうね。
みなさん、おつかれさまでした。これからも光を読んで、いい写真を撮ってください。
興味のある方、7月からまた次の期がはじまります!ぜひ!
では、そんな感じで。また~。