Issue 2023.12

Issue 2023.12

デザイン塾で制作する、テーマ自由のオリジナル冊子。受講生4名の学びの成果をご紹介。

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2010.1.18

第2回「お勉強セミナー」田北雅裕さん

2月6日(土)に福岡で活躍するデザイナー/プランナーの
田北氏をお招きして
第2回「お勉強セミナー」を開催します。

エフ・ディ デザイン塾では、毎月1名福岡で活躍されている現役クリエイターをお招きしてリアルなデザイン現場のお話をお聞きする「お勉強セミ ナー」を開催しております。今まで資料請求や講座説明会にお越しになられた方、まだ資料請求にいたってない方、興味がある方ぜひ参加してみませんか? 講師と近い距離感でお話をお聞きしたいので当デザイン塾にて定員15名で開催いたします。当塾の受講生を優先させていただきますので、若干名の募集になり ますが興味のある方お申し込みお待ちしています。

日時/2010年2月6日(土)午後5時〜6時半(1時間30分)
講師/九州大学大学院専任講師/デザイナー/プランナー 田北雅裕
氏(trivia  http://trivia.gr.jp)

田北雅裕の仕事

田北雅裕|プロフィール

「まちづくり」は、決して難しくない。デザイナーである前に「まち=社会」の一人の住民であること。クライアントもまた、「まち」を構成する一企業・一住民に過ぎないこと。「まちづくり」とは、そんな当たり前の事実を自覚しながら、次の世代に希望を託す営みだ。
 例えば、人手不足により疲弊した田舎の山林と水田が、自宅のキッチンの蛇口と繋がっていること。あなたが仕事でためた貯金が、イラク戦争に使われていたこと。あなたに広告デザインを依頼した有名店のコーヒー1杯の金額のうち、コーヒー農家が手にしているのは、わずか2%程度であること。それらの事実を無視していないだろうか。
 デザイナーは、「まち」を舞台にした様々な物語を記号に閉じ込め、最終的に世に放つ責任がある。「良い」と思えるデザインが、本当に「良い」のかと、一人の住民として問うことをあきらめてはいけない。
 社会起業家とかソーシャルデザイナーとか。気負った肩書きは必要ない。あなたが一人の住民であることに気づき、デザインと「まち」とのささやかな接点を見出せばいい。そろそろ、その営みが「普通」になって欲しいと願いながら、当たり前のデザインについて、話をしてみたい。

〈経歴〉
九州大学大学院 人間環境学研究院/統合新領域学府ユーザー感性学専攻 講師。1975年熊本生まれ。2000年、学生の傍らデザイン活動trivia(トリビア)を開始。個人的な「想い出」を交換したり、公共の場に配置したりするプロジェクト「オモイデアンケート」を皮切りに、「まちづくり」「地域文化デザイン(local design)」という切り口から様々なプロジェクトに携わる。05年に熊本県杖立温泉街に移住。まちづくり機関「杖立ラボ」を設立し、住民の立場から景観整備やローカル・ガバナンス、ブランディング事業に取り組む。08年より「南阿蘇えほんのくに」事務局長を兼任(〜09年2月)。09年4月より現職。

◎受講のお申し込み
受講のお申し込みはメール(info@f-d.cc)にてお願いいたします。

お電話での対応はできません。先着順になりますのでご了承ください。

◎懇親会
「お勉強セミナー」終了後懇親会を開きます。

有料になりますが、セミナー参加者で興味のある方はご参加ください。
*懇親会の情報はセミナー参加者にお知らせいたします。