誰でも一冊は本が書けると聞いたことがあります。
一つくらいは誰にでも書きたいものがあるということでしょうか…。
だからといって作家になれるということではないですが。
デザインや写真も同じようなことが言えると思います。
プロとしてやっていけるかどうかは、またちょっと違うセンスが必要になりますが
“いいもの(人を惹き付けるもの)”を作ることは、案外誰でもできるんじゃないかなと思います。
デザイン講座では、後期にInDsignを使用してオリジナルの冊子を制作します。
作る冊子は人それぞれで、中でもとても個性的だったMさんの冊子をご紹介します。
テーマは妄想ブック。
小さな頃から地底人が存在すると信じているMさんが、地底人のスペックを記した内容です。
自身で制作されたイラストレーションが生きてますね。
小さい時から絵を描くことが好きだったけど、そういう職業にはつかなくて…というMさんは、
自分のイラストで何か作るということをずっとやりたかったと言ってました。
これはかなりオリジナリティ溢れる力作です!
デザイン塾にはさまざまな目的やキャリアの方がいらっしゃいますすが、
デザインなど未経験の主婦の方がふらっと来て「小さいときから自分の絵で何か作りたかったんです」と、
こういうものを作ってみせられると、「誰でも一冊は本が書ける」というこの言葉に思わずうなずいてしまいます。
だからといってMさんはクリエイターになる気はないみたいで。一冊作って満足されていました。
強い想いがあるとできるんですよね、人を惹き付ける作品が。