昨年より病気療養中だった一番上の兄貴が12日に息を引き取った。
お盆と重なり慌ただしく帰省した。
死因は脳腫瘍である。
僕の父も幼い頃肺癌で他界した。
母も僕が二十歳の時に同じく肺癌で他界した。
六人兄弟の二番目の兄貴も数年前、肺癌で他界した。
どうも僕の家は癌系統らしい。
皆人生半ばの、まだまだ若くして他界している。
それを考えると僕の寿命もあと15年たらずか…。
通夜を終え、次の日に葬式、初七日と慌ただしく弔いごとが行われていく。
福岡でも何かと用事が入っていたので、とんぼ返りの連続である。
今日も葬式と初七日が行われたが、明日用事があるので帰って来た。
明日は家の送り盆なのでまた田川に戻らないといけない。
さすがにしんどい。
最近バスツアーの企画で大牟田に行き、廃れた炭坑の街のレトロ感を味わってきたが
今の田川もハンパない廃れようだ。
僕が過ごした青春時代もそんなに活気があった訳ではないが、今の田川よりはずっとましだった。
あの頃の田川でも自分の将来に希望が持てなかったが、今の田川は輪をかけてもてないだろう、と思う。
商店街を歩くとカビ臭がひどく鼻につく。
ほとんどの店が閉まっており、シャッター街だ。
がんばれ!田川!の文字がむなしい。
後藤寺商店街の名称が「銀天街」だが、そういえば大牟田の商店街も「銀座通商店街」だった。
「銀」というのは繁栄の象徴的なネーミングだったのだろうか…。
「銀天街」とかもあるな…。きらびやかなイメージなんだろうな。
それだけにこの廃れた光景とのギャップが痛い。
そんな昔過ごした田川の記憶とともに、兄を弔った。
写真はRICHO GR DIGITALで撮影。なんか壊れてるこのカメラ。M設定が全然効かない。
それに変なトーン切れしている。ハイライトの部分がはさみで切ったようにトーンが切れている。なんだこれ?
修正しないので、ちょっとみてほしい。(これについて何か情報知ってる人は教えてほしい。こんなもの?)
このコンデジで撮った写真はなんか納得いかないなぁ…。