今回はレイアウトにおける写真の比率についてです。
写真は基本的に4:6、または1:1(正方形)の比率でレイアウトすると安定して見えます。スペースの都合で変える場合もありますが、なるべくこの比率に近づけることが大切です。
紙面で比率の異なる写真が混ざると、まとまりに欠ける印象になります。多くのカメラマンは4:6を基準に構図を作っており、意図したバランスがそのまま表れるのがこの比率です。見慣れた比率であることもあり、ノートリミングでも使いやすい特徴があります。
フィルム時代には4×5、6×9、6×4.5などさまざまな比率がありました。その中でも6×6(1:1)の正方形は印象的で、よく使われてきました。ハッセルブラッドやローライフレックスなど中判カメラの代表的な比率で、レイアウトでも扱いやすいのが特徴です。大きさを変えて配置してもバランスが良く、端数が出ないためデザインの数値管理もしやすい比率です。
一冊の本や特集で多くの写真を扱う場合、比率をそろえるだけで紙面はぐっと見やすく、美しくなります。また、あえて一部だけ比率を変えることで、その写真を際立たせる効果も生まれます。
写真の比率を意識することは、レイアウトを整える上で欠かせない要素です。
