Issue 2023.12

Issue 2023.12

デザイン塾で制作する、テーマ自由のオリジナル冊子。受講生4名の学びの成果をご紹介。

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2017.3.8

ぶっ飛び

花粉症でもないのに目が連日痒い塾長の石川です。
今日は寒波再到来のごとく極寒の1日でした。
とある用事で中洲〜川端町へ。
時折雨に打たれ、風に吹きさらされながら用事をこなし、とある写真現像屋さんへ。
僕としたことが感度100のフィルムをなぜか400の設定で撮ってしまい、現像屋さんに
「データを焼き込む時、若干明るくしてもらえると嬉しいです」と伝えたところ「わかりました」と店員さん。
(2段暗くなっているけど、だいたいいつも暗く撮るので、それはそれでいいかなと。)

1時間経って現像を受け取ると、上がったデータがぶっ飛んでまして…。なんで?
「なぜこんなに飛ぶんですか?」と聞くと、「明るくしたほうがいいんですよね?」とのこと。
好みの問題もあるけど、これは飛びすぎだと思う。
聞けば「3段くらいあげました」とのこと。少し明るくを3段とは…。

「適正に撮られたネガでも、3段も明るくすると飛びますよね。
 “少し”は半段か、せめて一段でしょ?」

と伝えて、またやり直してもらいましたが、ちょっと雑な現像ではないかと思いました。
僕はネガの状態でどの程度明るいか暗いかがわかりますが、普通の人だったらわからないでしょう。
こんなものかと思って、やっぱりフィルムは難しいな、になってしまいます。
フィルムの現像(*)はカメラ屋さんのオペレーターさんのさじ加減でどうにでもなってしまう。
仕事が詰まっているのかもしれないけど、これがはじめて現像を出す人のだったらと思うと、ちょっとやるせない思いでした。
(*厳密に言うとフィルムの現像は機械まかせなのでどこも一緒。違うのはプリントデータ(写真)の濃度や色味。)

みなさんも、なんか気になる時はしっかり言ったほうがいいですよ。
受け取って「自分が悪いのか…」と納得しないこと。
気になる時はやり直してもらってください。
(フィルムの現像は無理ですが、プリントやデータの書き込みはやり直せます。)

しかし目が痒いです。
それではまた。

写真は今日撮影したものではありませんが、同じ写真屋さん。
ゴミの付着、筋引き(フィルムの傷)などハンパないです。(トップの写真は筋引いてます。)
もう少しちゃんとやってほしいですね…。

写真は Voigtlander Bessa R2S R2C + Carl Zeiss Planar 1:3.5 f=35mm
フィルム FUJICOLOR 100