フォトワークショップ「視点採集」で、田川へ行ってきました。
今回は、平成筑豊鉄道というローカルな沿線の田川伊田駅と油須原駅という2箇所での視点採集です。
視点採集はなんぞや?という方は、こちらをご覧ください。
▶︎フォトワークショップ 視点採集

田川は以前、クリエイティブツアーでも行ってますので、宜しければこちらもご覧ください。
▶︎Report: 筑豊レトログラフィ

さて、久しぶりの田川。僕の故郷です。
もう寂れにさびれた場所ですが、それがまたノスタルジックな趣があり、いい場所です。
栄華衰退といいましょうか、華やかな歴史のある街の衰退した姿は、なんともいえない悲しさを帯び
鬱屈した空気のような、僕がかつてそうだったように、まだ俺はやれる!というような
抑え付けられているエネルギーがどこかにくすぶっている、そんな気がします。(長い!)
あきらめの悪い人たちがいそう、という感じでしょうか。(故郷だから毒舌許して!)
あきらめたらそこで終わりなので、この田川に「今、どんな魅力があるのか」と、僕なりの視点で歩いてみました。

もう僕の記憶は30年ほど前でストップしています。
まだまだ活況に満ちていた田川の姿で。
商店街はほぼ全ての店が営業しており、人通りも多く、僕が通っていた高校は街中にあったので
毎日のようにこの商店街を通っていました。
それが今では開いているお店がほとんどなく、人通りもありません。
サインが煌々と灯っているのは防犯のためだと。形だけです。もうかつての姿に戻ることはありません。
当時、僕らは夜中に集まってスケボーやローラースケートをしていましたので、
ここは「ローラースケート場」にしましょう。またはイス1(ワン)グランプリのメインコースに。

風治八幡宮の横の二鶴(にかく)食堂、懐かしい!ここは40年くらい前から開いています。
僕が小学生の頃、よく母親に連れられて来てました。看板も当時のままです。
店内を覗き込むと、扉のそばの猫に思いっきり威嚇されました。入れんやろ!

では、ちょっと写真をご覧くださいませ。

ここはローラースケート場かイス1グランプリのメインコースに。

二鶴(にかく)食堂はイス1グランプリの公式食堂に。40年以上前からこの佇まい。貴重!

メニューもほぼ変わらず。カレーライスか親子丼しか食べたことがない。

二鶴食堂横の写真館。ここも当時のまま。

子供が産まれた産婦人科さん。もう今は廃院。

風治八幡宮の周辺は、当時のままでレトロな路地です。

伊田駅前から少し歩いたところ。田川のソウルフード「山賊鍋」を展開している唐揚げ屋さん「柏木商店」。
この店の唐揚げは、田川に来たらぜひ食べてもらいたい。2個で100円くらい。
ここは前は酒屋さんだったな。この横に本屋さんがあった。もうすっかり変わっている。

いろんな惣菜があるので、お昼に買って石炭記念公園で食べるといい!

郵便局の近くにある「さかえ屋」。当時、ここには喫茶もあったけど、もうなくなっていた。
従業員さんでさえ、そんな空間があったことも知らなかった。35年前だもんな。

商店街横の飲屋街通り。空き地が目立つ。猫多し!

僕の家があった白鳥町。ここは金物屋さんだった。

この路地を毎日のように通っていた。

バスに乗って赤村に移動中に撮った写真。わかりにくいが塀の向こうは川。
この方向に家があったよという話。もう壊されて空き地になっている。

通っていた鎮西小学校。当時は木造のいい校舎だった。

油須原駅。映画のロケ地として利用されているみたい。なんもないからね。

油須原駅の駅舎。古くて感じが良い。

油須原駅周辺の路地。

一緒にぶらぶらした写真友達の三笠さん。

みんなで油須原駅舎前で。楽しい1日だった。
視点採集に参加した皆さんの写真もぜひ見てください。
僕も講評しています。
▶︎Report: モニターツアー 視点採集「平成筑豊鉄道」編

さてさて、この田川にどのような観光が成り立つのか、考えてみました。
炭鉱という歴史をクローズアップするのもいいですが、なかなかそんな景色ももうありません。
これからは“今あるもの”を魅力的に伝えることだと思います。
月並みですが、美味しいコーヒーが飲めるお店、美味しいものが食べられる食堂、
インスタ映えするノスタルジックな路地や壁。面白い人。田川でしか食べられないもの。
笑える看板。豊かな自然。いっぱいいる猫!
これらはまだまだたくさん田川にはあります!ありました!
その伝え方、拡散の仕方、要はブランディングではなかろうかと思います。
そんな思いを巡らせながら僕は帰りバスの中、誰かその役目を仕事としてくれんかなと思いました。

ではでは、また。

Posted by:f-d